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松尾山光勝寺御会式のお知らせ

11月12日(金)小城の松尾山光勝寺で御会式があります。

今年はさらに竹あかりも灯される予定です。

小城に1万基の竹あかりが灯されるのは実に3年ぶりとのことで、

沢山のかたの努力の結晶で今回の実行になりました。

少しその経緯についてお話しさせて頂きます。

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まずはじめに御会式とは

日蓮大聖人の命日(10月13日)の前後に宗祖の威徳を偲んで全国の日蓮門下全寺院で行われるものです。
今年は日蓮大聖人の御入滅以来740年目に当たります。

日蓮大聖人は山梨の身延から故郷の千葉県小湊に向かう途中、

現在の東京の池上付近でお亡くなりになりました。

現在、その場所には日蓮宗の大本山・池上本門寺があります。
この日、季節はずれの桜が咲いたという故事から、東京池上では古くから、

桜の花を模した万灯がたくさん行列をつくり、

纏(まとい)と太鼓がそのあいだを練り歩くのがこの季節の風物詩になっています。
11月12日(金)はひと月遅れの日蓮大聖人の御遠忌の御逮夜(前夜祭)で、

小城町の鎮西本山・松尾山光勝寺にて、勝嚴寺所蔵の日蓮大聖人直筆の

御曼荼羅御本尊をお迎えしての御逮夜大法要が行われます。

突然中止になった清水の竹灯り

平成17年(2005)に始まった小城市の【清水竹灯り】は、毎年11月中旬に開催され、

その幻想的・神秘的な美しさは県内外で話題となり、多くマスコミにも紹介され、

極めて短期間で多くの人が訪れる活気に満ちたイベントとなりました。

しかし、諸般の事情により、平成30年(2018)に突然開催されないこととなり、その後再開の目処は立っていません。

復興に向けて『小城あかりプロジェクト』の開始

今年の初めに「自分たちのまちは 自分たちでつくる。」を合言葉に、

地元の高校生を中心に『小城あかりプロジェクト実行委員会』という、

竹あかりの復興を目指す会が始まりました。

彼らはクラウドファンディングを達成し、『小城あかり』という名前で、

3月20日~28日の期間に、ゆめぷらっと小城・正面入り口前にて見事な竹灯りを成功させたのでした。

岩永航河くんの死

そんな中、小城あかりプロジェクトの実行委員長を務めていた

リーダー・岩永航河くん(小城高2年)が9月9日、17歳で逝去しました。

いつものように学校を終えてシャワーを浴びている時の突然のことでした。

彼の死が与えた衝撃は大きく、関係者は大きな悲しみに包まれました。

葬儀は日曜日だったこともあり、コロナ禍にもかかわらず、彼の死を悼む高校生が200人以上も集まりました。

伝統ある松尾山光勝寺の御会式(おえしき)大法要

毎年11月12日には、小城町にある松尾山光勝寺でおえ式御逮夜大法要が行われています。

三日月町の勝厳寺が万灯行列の出発地点で、夕方5時半から日蓮聖人直筆の御曼荼羅を乗せたおみこしが、

約7kmの道のりを登っていきます。夜7時、小城駅前の八頭司羊羹からは他の寺院の万燈籠一行も加わり、

お題目の大合唱の中、小城の街中を通って松尾山光勝寺へ向かいます。

小城に昔から存在していた迎え灯籠

もともと松尾の御会式は、地元と密着した郷土のお祭りでした。

日蓮宗の檀信徒であるなしにかかわらず、

沿道の方々が灯籠を立てて行列参加者の足元を照らしていました。

しかし、近年はその数も減り、往年の賑やかさはすっかり影を潜めていました。

そんな中今年は、松尾山関係者の尽力により、約1万基の竹あかりが灯されることとなりました。

航河くんの想いをかたちに

現在、岩永航河くんの遺骨は、彼の菩提寺である勝厳寺に安置されています。

そこで、復興した松尾の竹あかりを航河くんに見せてあげようと、

仲の良かった友達20人で、勝厳寺から交代で遺骨を持ちながら歩いて登ろうということになりました。

これを受けて松尾山光勝寺の松島日應貫首も当日、

竹あかり復興に向けて多大な貢献のあった航河くんの回向をしてくださることになりました。

2021年11月12日(金)松尾山光勝寺御会式スケジュール

16:00 松尾山 竹あかり点火作業開始

17:30 御輿行列勝嚴寺出発

18:30 八頭司橘屋到着(休憩)

19:00 八頭司橘屋出発 (竹あかりの中を通る)

19:40 松尾山到着・まとい披露

20:00 松尾山 御会式御逮夜法要

21:00 終了予定

夜の行事ですのでお仕事終わりにでも

よかったらご参加下されば幸いです。

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